後悔しない退職をしよう
退職、転職は計画的に行わないと、辞めてからあわてることがたくさん出てきます。
辞めるに当たっての大きな心配事
・ 再就職先について
・ お金について
・ 自分の退職方法は損をしないか
社会的、身体的な心配
・ 社会からの信頼がなくなる
・ 健康かどうか
再就職先について
転職先が決まってから辞めるか、辞めてから探すか?転職は思いの他、時間がかかるものです。派遣ならすぐに決まる場合も多いですが、正社員の仕事探しはかなり骨が折れます。
応募から結果待ちまで1ヶ月以上かかることが多く、すぐに見つけられるかどうか保証はありません。半年から1年かけて探すという事も、珍しくないご時世です。
求人サイトを利用して、あらかじめ転職市場の調査をしておくと便利です。
求職活動に慣れておくことで、本番であわてずに済みます。
転職が初めてなら、職務経歴書の書き方のコツを覚える必要がありますし、自己PRの仕方も新卒時の時と変わります。求人サイトの多くには、応募の際の自己PRについてのアドバイスが載っているので参考にできます。
お金(貯金)は大丈夫か
失業すると失業保険のサポートもありますが、これもすぐにもらえるわけではありません。退職には、会社都合と自己都合という辞め方があり、失業給付金が下りるまでの日数が変わります。> 失業給付金がもらえる人と注意点
退職金も辞め方で変わります。
> 退職金はどうなるのか
自分の退職方法は損をしないか
事前にチェックをして、もらえるものはもらい、使えるものは使ってしまいましょう。> 得する退職とは?
無職の間は社会からの信頼がなくなる
無職になると、悲しいですが世間からの信頼度が低くなります。クレジットカードの種類によっては審査が通らず、引っ越そうにも賃貸契約を断られたり、ローンが認めてもらえなかったりなど…。
あなたは健康?
退職を考える理由に、忙しすぎて体がもたないから、という人もいると思います。健康に支障が出る会社は辞めた方が無難ですが、会社を辞めてから病気が分かると、無職で闘病という、とても心細い状態になります。
体調が心配な人は、退職をする前に念のため健康診断をお薦めします。
辞める前に病気だと分かったら?
会社には病気で働けない期間を保証してくれる休職制度があります。
会社責任でない病気の場合は、「私傷病」という扱いになるため、適応されるかどうかは会社によって違います。このあたりは就業規則に書かれていると思うので、一度チェックしてみましょう。
休職理由が認められたら
労基法第26条により平均賃金の60%が休んでいてる間も保証されます。
ただ、休職期間が何ヶ月も続くと会社から退職を余儀なくされるので、いつまでも休職制度を利用できるとは限りません。保証を受けられる期間は会社の規則により異なります。
こんな話も
知人に昔の怪我(骨折)の後遺症を入院して直すため、2ヶ月間休職し、その後すぐに退職した人もいます。休んでいる2ヶ月間、60%の給料をもらっていました。骨折は個人的な旅行(しかも入社前)のものですが、それでも保証適応となったとの事です。使える制度は使った方が良いという例ですね。