失業保険と退職の段取り

退職願・退職届の書き方


退職願・退職届は、「自分から会社を辞めました」という証拠となる書類です。
自己都合で辞める人が提出する書類ですので、会社都合で辞める人は書いてはいけません。
会社都合退職のはずなのに、提出した後に自己都合退職として扱われても文句が言えなくなります。

退職願と退職届の違いとは?

退職願
退職する意志がある事を伝えること。
「退職したいんですけど・・・」という意思表示です。
退職を会社から認めてもらうまでは、撤回可能です。

退職届

退職する旨を伝えること。
「退職しますよ」という決定事項の通達です。
一度出すと、撤回はできません。
 
多くは退職願で会社に提出します。
退職の意志を上司に伝え、会社からも認められた後に出す場合は、退職届でも可能となります。

ちなみに、辞表とは
役員以上の立場の人が辞職の意志を示す時に使われる言葉です。
これを出せるのは、会社のお偉いさんの特権なのです。

退職願の書き方

会社で決まりがない限り、書式は自由です。
退職願
◆◆◆◆会社
代表取締役社長 ◇◇◇◇ 殿
私事
この度一身上の都合により、平成●年●月●日をもちまして退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
平成○年○月○日
△△△△部△△△課
自分の名前 印

社名
宛名 (代表取締役社長の氏名 )
提出するのは上司でも、会社で一番偉い人宛で記入します。
敬称に殿をつけます。
退職予定日

提出日
自分の部署名 (部署がない場合は空白)

退職届けの書き方

書式は退職願と同じです。
違いは、「この度一身上の都合により、平成●年●月●日をもちまして退職いたします。」と、断定になることです。


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